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2011年9月15日 (木)

月蝕歌劇団ブラボー!

団鬼六の生涯、
そしてその作品が随所に散りばめられ
鬼六ワールドの魅力溢れる素晴らしい芝居でした!
客席は超満員。嬉しさひとしおです。

「小説家になりたいとは一度も思ったことはないが
小説のような人生を送りたい」と言っていた父。
こうしてその生涯を劇化していただき、
きっと腕組しながら「偉えだろ」とニンマリしていることと思います。
月蝕歌劇団の皆様に心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。


劇中に「港が見える丘」が幾度か流れます。

私はこの曲が流れたとき、実は震えるほど感動していました。
亡くなる1ヶ月前でしょうか。
父はこの歌を口ずさみながら、
「この歌聞いたとき、ほんま上手いな~って思ってな、
こんな詩情が書ける物書きになりたいって
思いながら東京にでてきたんや」
と遠い昔を懐かしむように言っていました。

懸賞小説入選というたった一つの命綱を頼って、
借金取りに追われて逃げるようにして大阪を出てきた父。
当時大阪から東京まではほぼ一日がかりの長い長い旅路だったことでしょう。
小説家になるべく何の修行をしてきたわけでもない自分が果たして
東京でやっていけるのか。
先の見えない状況で不安を抱きながらも、
一人この歌を口ずさみながら上京してきた父の姿を想像すると
グッとこみ上げてくるものがありました。
本人にとっても無謀な”淡い夢”だと思っていたのかもしれません。


先にも申したとおり、
小説家になりたいなど思ったことは一度もない、
と常日頃言っていましたから、
私は、亡くなる数週前にして初めて父が
作家になろうと思った一つの思いを聞いたわけです。

月蝕の高取英さんはご存知で
この曲を劇中に流されたのでしょうか。

もし、偶然に選曲していたとしたら…

なんだが父がリクエストした気がしてなりません。

素晴らしいお芝居でした。

萌さんはホント父にそっくり!必見です!

19日まで上演してます。
詳しくはコチラhttp://freett.com/gessyoku/

  

  船の汽笛遠く聞いて
  うつらとろりと見る夢
  あなたの口許 あの笑顔
  淡い夢でした

(東辰三作詩 港が見える丘 三番より抜粋)

           感謝をこめて   長女より

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投稿: 美坂 | 2011年9月23日 (金) 17時11分

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