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2010年11月

2010年11月29日 (月)

犬を飼うには

皆様、ご心配おかけしました。アリス無事退院しました。

アリスは3日の入院で少しスリムになって帰って来た。
今は動物病院で出されたえさしか与えてはならない。
それでも上目遣いで太い前足を私の膝を突付くようにネダル姿に
つい、甘やかしたくなってしまう。

「私が入院している間にあなた、随分つめたくなったんじゃない?!」
というように最後にはすねるような声で吠え出すのだ。

入院に関する費用

3日の入院費  6万円
エサ代 一袋 1万円
注射            6000 円×4回/月
くすり代        3000 円/週

その他の経費

シャンプー代 7000円
その他ワクチン、フィラリア予防代年間 7万円

犬を飼うには覚悟が必要である。

昨今は飼いきれなくなって野放しにされ、
最終的に殺処分される犬猫が毎日1000頭以上殺処分されていると聞く。
1000頭以上とは!年間にして50万頭。

東京大空襲は死者約8万人強 
広島の原爆は死者行方不明者12万人強、
長崎の死者行方不明者は7万人強である。
この現代において犬猫たちは東京大空襲を年間に6回、
広島原爆で換算すれば4回、長崎なら7 回体験するのと同じような
殺処分を受けているのだ。
それも敵は人間社会。
これで動物は友達といえるのか、悲しくなってくる現状だ。

それでもペットに掛かる経費はやはり大きい。
これ、もっと改善できないものか。

請求書を見ながらこっちの方が具合が悪くなってきそうだ。

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ま、ええか。

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2010年11月22日 (月)

アリス入院③

アリスの面会に行く。
医者には3日くらいの入院をした方がいいだろうと言われたらしい。

でも、俺の顔を見たら、きっとクンクン泣いて
帰りたい、帰りたい、と駄々をこねるかもしれない。
かわいそうにな、病院の狭い檻に入れられてるんだよな、
泣かれたら、俺も辛いな…
などと思いながら病院に着いた。

面会室なる所へ通され待っていると、
看護婦に連れられて、奥からアリスがのそのそ入ってきた。
「アーリス!」と私が名を呼ぶとぶんぶん尾っぽを振った。
飛びつくほど喜ぶかと期待もしたが、腰が痛いのだから無理な話だ。
私も地べたに座ってアリスの柔らかい毛に顔をうずめたり、なでまわしたりした。
横で医者が今後の餌の与え方などを細かに説明してくれた。
「ひとえに飼い主次第で犬の寿命は変わってきます、
特に大型犬は規則正しい食生活、運動が大事です」

「規則正しい」というのは私には最も苦手な分野であることには違いない。

ひとしきりジャレあった後、看護婦が
「じゃ、アリスちゃん、そろそろ行きましょうか?」
というと、きっと俺のそばを離れたがらないで泣きすがると思っていたアリスは
腰の痛さなど嘘だろ、と思うくらいにスっくと立ち上がり、
『ほな、どうもおおきに、さいなら』と私にペコリとお辞儀して看護婦と共にさっさと奥へ入っていった。
本当に一礼したように見えたのだ。
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ずいぶん冷たいやないかい、アリス。
別れた女みたいにつれない素振りにしばし茫然としてしまった。

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2010年11月21日 (日)

アリス入院②

翌日早朝から妻は仕事で3日間九州に行った。
いつもならなんてことはないのだが、老人と入院中のアリスを
おいて行くなんて、と腹も立ってきた。
妻もアリスもいない家はガランとして寒々しい。
いつもは昼ぐらいに起きる私だが、この日は朝早くから目が覚めてしまった。
こんなに早く起きるのは
アリスが階下で私を呼んでワンワン吠えたてたときくらいだ。

昼には娘が私の様子を見にやってきた。
「なんや、お前、きたんか、来んでもいいのに」と
私はソファに横になりテレビをつけた。

「アリスの病院行ってきたよ」
つけたテレビを再び消して体を起こした。
「で、どやった?」

正直自分の病気の結果を聞くより緊張した。

「アリスには会わせてもらえなかった」
そうか、面会謝絶か…。
「先生には会ってね、血液検査の結果、」
のどの奥から苦いものがこみあげてくる気分で次の言葉を待った。

「別段取り立てて悪い結果は出てないって」
悪い結果は出なかった、
それだけで昨日からの緊張がスーっと抜けていく感じがした。
「ただ…」
またどきりとする。
「老齢な上に肥満で、腰が抜けた、腰が痛い、ってことらしい。あと…」

あと…

「血尿が出て、軽い膀胱炎らしい」

娘は、ペットは飼い主に似るというけど、
主人が腎不全でペットが膀胱炎とはね、
そんなとこまで似んでもいいのにね、とカラリと笑った。

「面会は四時からなんだって。会ってくれば」
娘の様子だと命に別状はないようで、ほっとした。
病院でぐったりしているアリスに会うのは恐ろしい気がしていたのだ。

続く…

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2010年11月19日 (金)

アリス入院①

アリスが入院した。

透析の帰りにいつものようにうなぎやでめしを食っていると
家内から電話でアリスが庭でへたれこんで全く動けないでいると連絡が入る。
自分でも驚くほどオタオタしてしまって、うなぎものどを通らない。

そういや、もう階段も登れなかったな、
そうか、アリスも寿命か…
俺より早く逝くか、
もっといっぱい遊んでやりゃよかった
もっといいもん食わせてやりゃよかった、
などと思っていたら
ポタポタ涙があふれてきてしかたなかった。
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家内はあわてて動物病院にアリスを連れていったようだが、
私が透析から帰るころには動物病院は終業していて、面会すらできない。
私は真っ暗になった動物病院の前で
「アリス!ア~リス!!」と酔っぱらいのようにアリス名前を叫んだ。

アリスが中から吠えて返事をするかも知れないと思ったのだ。
が、ワン、のひと吠えも聞こえてこなかった。
吠えるのもしんどいのだろうか、
それでもきっとおれの声はわかって
中で尻尾を振っているのではないだろうか。
アリス、アリス、今夜はお前がいなくてやけに冷えるよ。

続く…

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2010年11月15日 (月)

透析もまた楽しからずや

透析は週に3日行かねばならぬ。

一日4時間ベッドに拘束されて、
血を濾過するわけだ。
それに通わねば忽ち命が危険に晒されるわけだ。

どうせ通わなならんなら楽しくやらな。
たまには若い看護師つれて食事会もする。
こうした特典がなけりゃ続けられぬ。

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2010年11月11日 (木)

『死んでたまるか』鬼六自伝エッセイ発売!

阿川佐和子さん推薦
「SM作家、団鬼六。その字面だけに怯え、
なんと私は人生を損したことか。
こんなに品よく優しくユーモアを描けるいいオトコなら、
縄で縛り上げられても文句は言いません。」

『死んでたまるか』 鬼六自伝エッセイ 講談社刊 本日11月11日発売!

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「思い起こせば、いつも死は私の周りに亡霊のようにまとわり付いていた。
それが生を実感することに繋がっていたのかもしれない。

私にとって官能小説が本妻なら、自伝、エッセイは愛人のようなものだ。
文学でも大衆文学でもない。
読者の人生に対する好奇心をくすぐるのが目的だけの単なる娯楽感想文
ーご一読ください」 鬼六

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2010年11月10日 (水)

愛いやつアリス

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主人を見るまっすぐな瞳。
愛いやつ、アリス。
リボンでなくてみかんですまへん。

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2010年11月 8日 (月)

アリスのおしゃれ

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困惑気味の表情…。
そうだ、女の子やった。

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でも、よう似合っとる。
今度はリボンでもしたろか。

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2010年11月 7日 (日)

アリスと格闘

秋は短い。

11月に入ったばかりだか、朝夕は底冷えのする寒さである。
こうなると最近出無精の私だが、ますます外に出たくなくなり、
ヌクヌクと暖房のきいた部屋で、
手の届くところにテレビのリモコン、
お茶、甘いものが置いてあって、
ソファにゴロリンと横になってテレビを見るという
穴グマのような生活が一つの楽しみでもある。

起き上がるのも面倒なのだが、
食料を補充しようと重たい体をやっとこさ持ち上げて、
まんじゅうとかパンを探し抱えて戻ってくると、
今まで私が快適に寝ていたソファに
アリスがその巨体を悠々と伸ばして横たわっている。
バカ犬アリスは私の退いた跡のソファの暖を求めて横取りするのだ。

「コラ、退け!お前は天然の毛皮があるだろうが!」
と言って手(前足)を引っ張ってもケツを足で押し出そうとしても
40kgを超えた巨体はびくともしない。

私がアリスをソファから引きずり降ろそうと奮闘しているのに、
当のアリスはクレオパトラのように優雅に寝そべって、
時たまゆったりと尾っぽを振りながら、
「まぁ、そんなつめたいことおっしゃらずに
一緒にお掛けになればいいんじない?」
とでも言わんかのように潤んだ上目使いで私を見る。

だんだん面倒になってきて
仕方なくアリスの座った残りの狭いスペースに腰をかけるが、
なんで俺が遠慮して座らなければならんのじゃ、
とアリスの上に寝っ転がってやる。

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人が見ればじゃれているようにしか見えないが、
寒くなってくるとこうした寝場所を奪い合う
アリスとのせめぎ合いが始まるのである。

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2010年11月 4日 (木)

好きなテレビ番組

毎日ほぼ欠かさず
昼に始まるNHKの「ふるさと一番」から始まって
「連続テレビ小説」「スタジオパークからこんにちは」
を続けてみている。

見終わると丁度透析の送迎車がきて、
「ほな、行ってきまっさ」と
重い足取りで病院に向かうのが日課だ。

「ふるさと一番」で小旅行をした気になって
爽快感を味わう。

「げげげの女房」もずっと見てた。
そのあとの「てっぱん」になってから
無性にお好み焼きが食いたくて仕方ない。

「スタジオパークから…」は
最近活躍している文化人を知るには
もってこいの番組で、
たまに知り合いが出てると
一視聴者としてファックスでも送ったろか、
などと思うほど見入っている。

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2010年11月 2日 (火)

将棋世界「鬼六おぼろ談義ー棋士交遊録」エッセイ連載開始!

将棋世界12月号(11月2日発売)より
鬼六おぼろ談義ー棋士交遊録
なるエッセイが始まります。(隔月掲載)

三度のメシより将棋が好きで、
何よりも棋士を愛す。

老いも病いも踏み越えて
自称「将棋バカ」作家が
愛情と哀愁を込めて綴る痛快人生エッセイ
いよいよスタート!

「棋士として勝負師の魅力はもとより、
一人の男、女としての魅力を書き残して置きたい」
                   
                       -団鬼六

将棋世界 2010年 12月号

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