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2010年4月28日 (水)

映画制作悲喜こもごも (1)

日活ロマンポルノ全盛期から
私の作品は何本も映画化されている。
その中でも何度も繰り返し、映像化させているのは
やはり「花と蛇」である。
谷ナオミが演じ、杉本彩が演じ、今回は小向美奈子が演じる。
その他にも
真咲乱、麻生かおり、小川美那子、長坂しほりも主演している。
それから漫画、アニメにも、ゲームにもなっている。
私自身よく把握していない。

原作者の私が言うのも変だが、
「花と蛇」は完全なる勃起小説であり、
純然たる猥本である。

SM小説の金字塔と言われると、
若かりし頃の勢いに任せて書いた本だけに
うれしいようなはずかしいような
複雑な心境なのだ。

私が自分の官能作品の中で
特に気に入っている作品を上げるとすれば
「肉の顔役」(幻冬舎)である。

これは戦後の混沌とした時期を舞台にし、
戦争によって荒んだ精神と性、
善と悪をテーマにした、
私にしてはかなり力を込めて書き上げた作品だけに
何でこの子に日が当たらないのだろう、
と不思議に思うのだが、
作家と読者、またプロデューサーの趣味嗜好は
必ずしも一致しないということは
今に始まったわけでもない。

現在、「肉の顔役」は
「快援隊」(竹書房刊 長田要氏画)という雑誌で
漫画化されている。
8年前、「肉体の賭け」(幻冬舎刊)も
「紅姉妹」(ブックマン社刊 如月 次郎氏画)
とタイトルを変えて漫画化され、
イマジネーションが刺激され、
自らメガホンを取って
この「紅姉妹」を映画化した。

今、また漫画「肉の顔役」を見ていると
沸々とイマジネーションが沸いてくるのを感じるのだが、
映画制作を成し遂げる体力がない。

敏腕プロデューサーのお眼鏡に叶えばと密かに願っている。

おせちも良いけどカレーもね、
なんてフレーズがあったが、
たまには「花と蛇」も良いけど「肉の顔役」もね、
といいたくなるのだ。

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コメント

Twitterから飛んで参りました。
勝手にフォローさせていただいて目障りな投稿を繰り返して申し訳ありません。
団先生の作品はこれといって何かを読んだのではありませんが、私が子供の頃ふと目にした先生の作品・・・。あまりにも衝撃的で現在の私の嗜好の原体験ともいえるものが団先生の作品(タイトルは特に無し)だったのです。
今回の先生の渾身の一撃の作品をぜひ読んでみたいと思います。
また泥沼(天国?)に落ちていくのかと思うとドキドキですが、某女優のようにウットリしてしまうような醜態にならないと思いますので、小説として楽しんで読みたいと思います。ちなみに某女優とは私は同じ年齢です。場所は違えど似たような境遇なのだなと思うところもありますが、高校時代の対応が私は卒業・女優は中退。その辺りからの生き方や考え方はまったく逆になってるなぁと思っています。私はドMです。某女優も「自称ドM」ですが私とはまるで違いますので・・・・。不思議ですね。
長文失礼いたしました。

投稿: Shoco-la | 2010年4月28日 (水) 12時39分

映画もいいですね。

先生が監督されたものから観てみます。
確かに映像が浮かんでくる描写力ですもの。

投稿: rapy2001 | 2010年4月28日 (水) 12時41分

「肉の顔役」の映像化媒体としてアダルトアニメはどうでしょうか。映画「紅薔薇夫人」とは逆に有川由美子をメインに据えて汚れを知らなかった由美子が男に抱かれて腰をうねらせるようになり、そして臨月の妊婦になる変貌の過程を映像で見てみたい気がします。

投稿: N.C | 2011年3月22日 (火) 23時30分

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