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2010年3月

2010年3月31日 (水)

花と蛇Ⅲ 映画化によせて (2)

花と蛇Ⅲ 映画化によせて (1) から続き

以前、東映ビデオでヒットした
杉本彩の「花と蛇」 だって、
続編を「花と蛇 パリ篇」として
舞台がフランスの首都パリになっているが、
私としては、
フランスであったって、イタリアであったって構わない。
北朝鮮だって一向に構わない。
映画の可能性を追求して欲しいと思う。

ただ、原作者としての私の希望は
主人公の 静子は
教養豊かであって、美貌であって、
温良にして淑徳、典型的な美女であり、
また、類型的にも美女である、
という風に、
つまり、
鼻 持ちならぬ美女として登場してほしいと思う。

そして、
責めれば責める程、
女の色香が色濃く溢れる女、
これが理想なのだ。

(つづく)

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2010年3月29日 (月)

花と蛇Ⅲ 映画化によせて (1)

脚本はまだ見ていないが、
イタリアから帰国したチェリストの静子が
何人かの男性と性を享楽しているうち、
禁断の快楽に目覚めるようになる
というのがテーマになっているようだ。

日活ロマンポルノ時代から、
「花と蛇」は何度も映画化されたが、
監督や脚本家が相談し合って、
自分好みの「花と蛇」を映画化してくれればそれで良し、
という流儀を私は守り続けている。

「花と蛇」とは
凌辱したい男と、
凌辱され たい女とのからみ合いを
マニア雑誌に八年間も連載する事になった
奇想天外なSM小説だけに、
SMマニア向けの原作が
そのまま映画化されるというのは無理だという事は
原作者である私が一番解っている。

(つづく)

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2010年3月26日 (金)

電子たばこ

いろいろな禁煙グッズが出回っている。

電子たばこをもらった。

吸うと電池で先端が赤く光り、
食品から抽出された
たばこ風味の水蒸気の煙を吐き出すという。

以前にも禁煙茶というのをもらったが、
飲み始めて2日して、
煙草がまずくなるから
即座に飲むのを止めた。

まずくなるという事は
効果があるわけだが、
本人が煙草を止めようと思っていないのだから
しかたない。

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20091022日 記

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2010年3月24日 (水)

犬好き

私は無類の犬好きである。
いろんなところに移り住んできたが、
条件は犬が飼える家であり、
長年犬を可愛がってきた。

可愛がると言っても、
犬のことを思って体にいいものを食わせるとか、
定期的に運動させるとか、しつけとかはしない。
ただ、犬が好きという愛情があるだけで
あとは犬のやりたいようにさせている。

家のバカ犬アリスは
私が口にするものは何でも食べたがるから
饅頭でもパンでも、チョコレートでもくれてやる。

散歩は私が行きたいときに
アリスが行きたがれば連れて行く。

最近は寒かったり、
身体が重くて足が痛いのか、
行きたがらなければ連れて行かない。

排泄も家の中では困るが、
庭のどこにしても別段気にしない。

そんなんだから、家族は、
あなたにはペットを飼う資格がない、
と言われている。

しかし、アリスも私にうるさいことは何も言わない。
散歩に連れて行け、とか、
うまいものを食わせろ、とか、
逆に
お酒は辞めて、
甘いものを控えて、
煙草は身体に良くないから、
など決して言わない。

アリスはただひたすらに
私のそばにいることだけを望んでいる。

快楽主義者に飼われた犬は
規制されることなく自由だが、
それが一因で寿命を縮めるかも知れぬ。

しかし、
それでもいいではないか、
精神の自由が寿命も延ばすかもしれないし、
どちらが正しいかわからないが、
どうせ賭けなら好きなように生きような、

今日もアリスの茶色の柔らかい毛に頬を寄せるのだ。

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2010年3月22日 (月)

人気者

那須温泉に行った。
牧場で牛や羊を見たり触れたりするのはあるが、
最近はいろんな種類の犬をゲージの中に入れ、
触れあえる場所がある。

気に入った犬がいれば、
20分800円でお散歩ができるわけだ。

この日は暖かく、
12-3匹の犬たちは
みんな思い思いに寝そべって
日向ぼっこをしていた。

頭をなでられようが、
子供に尻尾を引っ張られようが、
眠たそうにし、
お愛想程度に尻尾を振って見せるだけだった。

そんな様子だったから、
あんまり期待しないでゲージに入っていったら、
今まで眠そうにしていた犬たちが
急に首をもたげて、のそのそと動き出し、
私の足元へ、すり寄ってくるのである。

アリスの臭いがするのだろう。

渡世人の挨拶のように、
義理堅く一匹一匹寄ってきて、
鼻先を擦り寄せて、またゴロリと寝るのだが、
私の周りは犬だらけになってしまった。

今まで犬たちの無愛想さに退屈していた子供らの羨望のまなざしを受けながら、
これが犬ではなく、
美女ならさぞ楽しいだろう、と思ったりして。

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20091014日 記

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2010年3月19日 (金)

深浦防衛

やっぱりなぁ、
私が応援に行ったから勝ったんじゃないかな。

冗談はさておき、
3連覇とは大したものだ。おめでとう sign01

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2009104日 記


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2010年3月17日 (水)

饅頭か…ケーキか…

私は公の場所に出るときは
大体、和服を着ているから
大抵の人は食に関しても
私は、和のものが好きだろう、
と思われるようである。

確かに
和食、日本茶、せんべい、和菓子も好きである。

しかし、
朝は必ずコーヒーを飲まなければ始まらない
のも事実であるし、主食は米よりもパンである。

寿司も好きだが
ハンバーグが大好きで、
冬は鍋だが年中シチューを食べてるし、
最近は酒よりも甘いもので、
羊羹、饅頭、煎餅も好きだが、
ドーナツやシュークリーム、ケーキ、チョコレートは
家族の分まで横取って食べてしまう。

なんで、こんなことを言うのかというと、
よくみなさん、手土産にいろんな高価なものを
あれこれ悩まれて持ってきてくださるようで
申し訳なく思うのである。

これは透析中だから体に悪いだろうか、とか、
洋風なものはお口にあわないのじゃないか、とか
お考えになるらしい。

透析に関しては
何でも食べ過ぎはいけないだけで
食べちゃいけないものは何もない。
つまり量は食べられない。

また、いろんないい店で
いろんなうまいものを食ってきたとは思うが、
私は決してグルメではない。
何でもおいしくいただく。

なにしろどこの店に行ったって、
まずい、と思ったことがない。

十人中十人がうまくないと言ったって、
そうか、十分うまいではないか、
と思うわけで、
横で、大したことないな、とか、
うまくないな、と
味について意見し合う輩がいると、

「うるせえ、俺はうまいと思って食ってんだから、黙って食え」

と言いたくなってくる。

もともと舌が安上がりにできているのだ。

だから斟酌無用なのである。
もし、お気遣いくださり何か手土産でも、と思われるのなら、
洋でも、和でも500円以内の甘いものと、
美女がいれば最高である。

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2010年3月14日 (日)

愛すべきポルノ女優 愛染恭子殿

愛染恭子引退映画「奴隷船」公開によせて

愛すべきポルノ女優 愛染恭子殿

愛染の源泉は舞台である。

普段明るく現代的な君だが、
客席から「よ、愛染っ」の声が一声にかかると、
途端に情感的で妖艶な女に変貌する。

全国のストリップ劇場が
君の出演を熱望しても
君は何も変わることなく
舞うことを楽しんでいた。

君は新ストリップ界の名花であった。

あれ程の女優は
後にも先にも愛染以外いない。

君のヌードがこれで見納めとは残念だが、
今後も君は
自由に舞い続けるだろう。
期待している。

                                           団鬼六 

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2010年3月12日 (金)

深浦康市王位防衛戦観戦

今回の第50期王位戦は
深浦は3連覇、木村は初タイトルがかかった大一番である。

深浦は三連敗のあと、三連勝し、
最終局面の第7局まで決着は持ち越された。

折りしも新潮も、講談社の原稿も終わり、
いても立ても居られず、
私は鶴巻温泉陣屋まで乗り込む。

深浦はこの王位対戦中にもかかわらず、
私の道楽出版記念会に足を運んでくれた。

棋士にとっては
遊んでなんていられない心境であるはずなのに、
私は恐縮して、
もし次の対局に負けたら、
新宿なんかで酒飲ませた俺のせいに決まっている、
と心配していたが、その後
深浦は2連勝し、タイに持ち越したわけである。

そうすると、

「やっぱり、人間、遊びが肝心なのだ、
新宿で遊んだから肩の力が落ちて、
いつもの調子がもどったのだろう、
どうだ、快楽教祖と我を呼べ」

と、
連勝したのは私のおかげと思うのだから、
ファンというのは本当にお気楽で無責任である。

今度は俺が行かずして、
深浦が防衛できるわけがない、と勝手に思い込み、
陣屋に応援団を引き連れて参るわけだ。

がんばれ!深浦!!勝ったらドンちゃん騒ぎだ!

(2009102日 記)

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2010年3月10日 (水)

花と蛇 Ⅲ

いつだって映画化は嬉しいものです。
主演は小向さんかぁ~ 楽しみや。

団鬼六原作 花と蛇 Ⅲ 小向美奈子主演 映画化決定!

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勧誘

こないだ、
墓地販売の勧誘の電話に、
30分ばかり話し込んでしまった。

面白半分
ひやかし半分、
暇つぶしに聞いてやろうと思ったわけだ。

その墓地は見晴らしがいいのか、
はたまた寝心地はよろしかろうか、
駅から近いの?
隣のお墓はどんな人?

などと

死んでしまえばどうでもいい質問をすると、
懇切丁寧に答えてくれた。

だんだん悪くなってきて
そもそも墓は持ってる、
とも言えなくなった。

「永代使用料、墓石など合わせて○○万円からです。」

というから、
その使用料とは何かと聞くと

「はい、土地を使用する権利です。いわば借地料みたいなものです。」

と言ってきた。

「確かに今、オレは借家に住んでるが、
死んでからも高い金払って借地には住みたいとは思わねぇ!」

と言った。

「はぁ、しかし、皆さん、お寺さんから借りてるという形なんですよ。
土地に関する所有権はもてないんです。
何時かはお考えにならないと…。」

としつこくなってきたので、

「そんならオレは死なねえ。」

と言って、
やっと電話を切ることができた。

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2010年3月 8日 (月)

愛染主演 念願叶う!

本日発売の 週刊ポスト に
団鬼六 VS 愛染恭子 対談が掲載されました。
『変態といわれても求めなきゃ!』

Coverpage


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うれしはずかし

SMに市民権を与えたのは私だと言われている。

こうして己の顔が
デパートの書籍コーナーで並んでいるのを見るとなにやら、
迫害を受けてきた性倒錯者たちの仇を打ったような、
偉業を果たしたような感慨が沸いてくる。

私が「花と蛇」という珍小説を書いたのは、
いまから40年以上昔である。
そのころにはまだ、SMという言葉すら存在していなかった。

当時、創刊された雑誌「裏窓」には
「サディズム アンド マゾヒズムコーポレーション」
という長ったらしい副題がついていたから、
私が 『頭文字のSMだけにしたほうがいい』
と出版社に進言したのが始まりだと覚えている。

これで商標登録でもしていたなら
どんなに儲かっただろうかと思うのだが…

それはさておき、40年も前だと、
この種の嗜好は間違えなく変態扱いされていた。
ふつうの書店ではまず、扱いがなく、
あっても、薄暗い書店の隅に、追いやられていた。

今改めて、私の書籍が堂々と
他の著名な作家の方々と一緒になって並んでいるのを見ると
時代の流れを感じずにはいられない。

メジャーデビューを果せたような感動も覚えるが、
なかなか手に入らない本として、
日の当たらない、日陰の名花であっても欲しかった。
SMの楽しみ方というものは、
隠れキリシタンのつどいみたいに
秘かに集まってするもので、
そこに、高貴さと淫靡さが共存できる。

ましてや、その作家が
こうも堂々と表紙を飾るとは!

この状況をマゾッホやマル・キ・ド・サドが見たら
そろって腰を抜かすだろう。
変態作家なるものは、
岩穴に住む山椒魚みたいに、
ひっそり息づいておればいいのである。

とはいうものの、
生来、煽てられたり、どんちゃん騒ぎが好きな性分故、
正直に嬉しくもあり、来訪者に例外なく見せびらかして
「どう?これ」 などといいながらニヤついている自分を見てると、
作家としてまだまだだなぁ、
と知覚せざるを得ない。

だから人々にSMの巨匠だとか、
ポルノの大家などと呼ばれると、
なんだか恥ずかしくなって、
私のような初心を捕まえて何をおっしゃると、
世間に言いたくなってしまうのだ。

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(2009919日 記)

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2010年3月 5日 (金)

作家家業

新作が書き終わった。
今日が最終締め切りだ、と言われ、
最終原稿を送ったのは日付変わって午前4時半であった。

ああ、しんど。

書くことが好きで好きで仕方ない、という作家がいるが、
私は50年以上作家家業を続けてきているが
書くことが好きで好きで仕方ないと思ったことはない。
むしろ、
これ終わったら、どこどこの温泉地に行こう、
とか、
バー○○ちゃんとこへ早く行ってやらねば、
と思ってしまうわけで、
出来ることなら早く仕事を片付けて、遊びに行きたい。

しかし、現在、透析治療中故、
その遊びもままならず、
気がつけば、透析後の方がずっと多くの仕事をこなしている。

同年代の友人は皆引退して
のんびり余生を過ごしているのに、
今まで遊びほうけてきた罰なのか、
老境の域に達しても尚、仕事するしかないのである。

多くの作家は書くことが快楽になりえる。
でも、私はそうも思えない。
思えないのだが、書き始めていくと、手が抜けない、
妥協できない己が出てきて、
ついついのめり込むように書き込んで、
予定の枚数を大幅に越え、締め切りぎりぎりに提出することになる。

書くのが嫌いなら、適当にはしょって書けばいいのだが、それができない。
書くのは好きじゃないのだが、書くしかできない。書かないではいられない。

一日中机にへばりついての孤独な職業は
見ようによっては自慰行為、ナルシストの変態稼業である。
こういう仕事は俺には向かん、やめよう、と思いたっても、
物書きに引きずり戻されてしまうのは宿命かもしれない。

何度、執筆稼業から足を洗おうと試みたことか。

それでもここに戻ってくる。

別れよう、別れよう、と思っても別れられない女のようだ。

作品を書くたびに自分の中の矛盾を感じている。

(2009916記)

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2010年3月 3日 (水)

アラキドン酸

また、サプリメントが増えた。

ボケ防止の薬。

効くか効かぬかわからぬが、
テレビで紹介されて電話一本で買えるのが楽しみでもあるわけで、
ショップチャンネルや、ジャパネット何とかが
売り上げが上がるのもうなづけるし、
最近は高齢者の通販破産なんて言うのも聞くと
自分も危ないなと思ったりする。


え、こんなもの買ったけ?
なんでこんなもの買ってしまったんだろうなんてものも送られてきたりする。
そんなことを防ぐためのアラキドン酸なわけだから、
これは価値ある買い物だと豪語しているのだが、
家族は皆冷ややかだ。

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2010年3月 2日 (火)

ツーショット 【週刊現代】

3月1日発売の週刊現代の巻末
人生の相棒(21)
で 愛犬アリスとのツーショット披露しております。

「僕ら愛し合っとるんです」

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エッセイ寄稿 【文芸春秋SPECIAL】

227日発売 文芸春秋SPECIAL 『結婚という旅』
スペシャル・エッセイ

忘れられないあのひと言
~結婚という長い旅の途中、胸に刻まれた伴侶の言葉。~

に寄稿しました。

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2010年3月 1日 (月)

鬼プロ繁盛記

講談社 小説現代で書いている
「鬼プロ繁盛記」が
今回最終回を迎える。

長い人生浮いているときもあれば沈んでいるときもある。
私にとって鬼プロの時代は
まさに浮いて浮いて楽しくて仕方のない時代だった。

小説、写真集、映画など、出せば必ず当たっていた。

しかし、奢れる者は久しからず、
たった3年で倒産することになってしまうのだが、
この人生のうちのたった三年が
その後の沈んだ時代でも活力源になって、
何度沈んでも再び浮かび上がり再生できてきたような気がする。

あの時は、随分と仕事してきたように思うが、
今想い返してみると、
あれは仕事だったのか、遊びだったのか、わからない。
すなわち夢中だったということなのかもしれない。

人生振り返って夢中でやっていた時代がひとつでもあると、
それは人生を生きていく上での自信になる。

鬼プロは私にとって輝かしい時代であったことは間違いない。
思い出すのが楽しくもあって執筆は筆が進んだ。

それが今回最終回。

こちらとしては寂しさも募るが、
ストーリーは寂しさだけでは終わらない。

祭りの後の最後の花火は激しく美しい。
ご期待ください。

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