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2010年2月17日 (水)

血圧低下

透析をやられている多くの方は体験済みだろうが、
病院に行ってまず血圧を測ると、
私の場合150前後なのだか、
透析後は急激に血圧が下がり、
90前後、
もしくは80くらいまで落ちてしまうことがある。

そうすると
立ちくらみ、動悸、息切れ、めまい、吐き気、倦怠感と、
全く動けない状態に陥る。
そうすると、
せっかく透析によって出した水分をもう一度身体に入れなおしたり、
足を上げたり、また血圧測ったり、と
4時間の治療が5時簡に及ぶことになってしまう。

そんな面倒なことをするよりも良い方法を私は知っているのだ。


「大丈夫ですか?もう少しお休みになってからお帰りになれば?」
と看護師は進めるのだが、
私は一刻も早く更衣室に向かいたい。

「ダイジョブ、ダイジョブ。兎に角更衣室まで連れてって。」

と若くてかわいい看護師の肩をかりて、
幽霊のようにフラフラとした足取りで更衣室まで運んでもらう。

更衣室は透析に通う患者の個人ロッカーがおいてあり、
ここで皆パジャマに着替えて透析を受けに行くのだが、

私はこのロッカーに
パジャマや暇つぶし用の書籍のほかに
煙草と携帯灰皿を置いている。

即座に更衣室の鍵を掛けて、
ロッカーの中から煙草を出して一服。

するとさっきのふらつきが嘘のようになくなって、
視界がはっきりして吐き気もなくなる。

血圧が正常に戻るのだ。

天井の防火装置に感知されないように、
手で煙をまき散らしながら
こそこそと吸うのだが
この一服は実にうまい。

全身の隅々まで血が染み渡っていく。
生き返る心地だ。


「だいじょうぶですかー?」

と更衣室の外から
看護師が声を掛けてくるので
あわてて煙草の火を消す。

忌み嫌われる煙草もこんな利用法もある、
と豪語したい気分だが、
確かに
同じ血圧低下で苦しんでいる透析患者に
勧められる応急処置ではないだろう。

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