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2010年2月

2010年2月26日 (金)

誕生日

喜寿だといってパーティをしたばかりだが、
もう次の誕生日がきてしまった。

78歳…
ぞっとする。

 

主人と一緒で
甘いものに目がないアリス。

 

誕生日は仲間を連れて飲みに行ったりするものだが、
看護婦や、透析仲間を連れて
誕生会をしようと思ったら、
昨今のインフルエンザを懸念して、
集団で遊びに行くのは止めてください、
と院長が血相変えて飛んできた。


仕方がないので、
家で大人しくケーキを食う。

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(2009826日 記 )


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2010年2月24日 (水)

編集者

作家にとって
編集者は第一番目の読者である。

作品を書き終わった後、
何万冊売れたからって、
その読者からの感想を聞けることはない。

担当編集者の感想を、
読者の感想として感じるわけで、
そいつをいかに興奮させるか、
感動させるか、
一対一の勝負のような気持ちで書いている。

だから、
先生、興奮しました、
とか、
ラストシーンは泣けました、傑作です!
などと言われると

勝った!

とうれしくなってしまう。


私はもともとおだてに弱い人間だから、
こんな風に誉められたり、
世辞と共に
甘いケーキなんかもってきてくれたりする編集者には、
ほな、また、がんばって書きますわ、
と執筆のしんどさも忘れて
仕事を受けてしまう。


作家の影には名編集者あり。

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2010年2月22日 (月)

小説新潮 新作

誕生日も返上して現在執筆活動中。

小説新潮の官能特集号(10月号)に発表する新作読みきりだ。

前作の「往きて還らず」は
私らしくないといおうか、
今読み返すと少しかっこつけすぎたか、
と思うのだか、
今回の「倒錯の旅路」(仮タイトル)は
私の原点、SMを主軸に描いている。

人間の奥底に秘められた
マゾヒズム、サディズムの不可解さ、
究極の快楽を極めんとする貪欲なまでの欲望、
SMを、MSを求めるのは宿命、
その宿命に忠実な人間の気高さ、滑稽さ、悲哀、
そんなものがテーマだが、
久しぶりにエロを書いたら、

ノッテきた。


新潮には、
もう体力的に厳しいから
30枚くらいの短編で頼みます、
と頼んでいたのが、
結局100枚を超える大作になった。


執筆期間は
パーティの後の2週間で書き上げたわけだから、
筆が進んだということだろう。


SM
小説は単なるエロ小説では終わらせない、
俺が文学まで高めてやる、
という意気込みで書いた。

SM文学小説として最高峰を目指す!
久々の鬼六節SM文学小説、ご期待ください。

(2009826日 記 )

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2010年2月19日 (金)

「悦楽王」 本日発売!!

この作品は私の男のまっさかりの時代に命の限り描いたものだ。
文字通り、悦楽の極みを尽くしている。 買うてんか!

Erutraku

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私の妹

以前は名の知れたジャズ歌手であった。

 

三代子と言えばご存知の方もいるだろう。

昭和30年代に

共に日劇ミュージックホールで働いていたが、

私は舞台助監督、妹は売れっ子ジャズ歌手で

よく妹から小遣いをもっらっていた。

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ともに74歳、77歳の老兄妹になったなぁ。

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ハードボイルドといえば彼の名が挙がるが、
いつ見てもダンディでいかしている。
こういう会には必ず足を運んでくれる実に男気のある作家である。

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パーティの前日に朝日新聞に一面広告で彼の「史記」(角川春樹事務所刊)
という作品が大きく載っていた。
実際こんな偉い人が忙しい中、駆けつけてくれたのかと思うと
恥ずかしいやら、うれしいやら。
感謝に絶えない。

で、
わいの「往きて還らず」も
一面広告してくれないかい、新潮社さん??


(2009821日 記 )

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2010年2月17日 (水)

血圧低下

透析をやられている多くの方は体験済みだろうが、
病院に行ってまず血圧を測ると、
私の場合150前後なのだか、
透析後は急激に血圧が下がり、
90前後、
もしくは80くらいまで落ちてしまうことがある。

そうすると
立ちくらみ、動悸、息切れ、めまい、吐き気、倦怠感と、
全く動けない状態に陥る。
そうすると、
せっかく透析によって出した水分をもう一度身体に入れなおしたり、
足を上げたり、また血圧測ったり、と
4時間の治療が5時簡に及ぶことになってしまう。

そんな面倒なことをするよりも良い方法を私は知っているのだ。


「大丈夫ですか?もう少しお休みになってからお帰りになれば?」
と看護師は進めるのだが、
私は一刻も早く更衣室に向かいたい。

「ダイジョブ、ダイジョブ。兎に角更衣室まで連れてって。」

と若くてかわいい看護師の肩をかりて、
幽霊のようにフラフラとした足取りで更衣室まで運んでもらう。

更衣室は透析に通う患者の個人ロッカーがおいてあり、
ここで皆パジャマに着替えて透析を受けに行くのだが、

私はこのロッカーに
パジャマや暇つぶし用の書籍のほかに
煙草と携帯灰皿を置いている。

即座に更衣室の鍵を掛けて、
ロッカーの中から煙草を出して一服。

するとさっきのふらつきが嘘のようになくなって、
視界がはっきりして吐き気もなくなる。

血圧が正常に戻るのだ。

天井の防火装置に感知されないように、
手で煙をまき散らしながら
こそこそと吸うのだが
この一服は実にうまい。

全身の隅々まで血が染み渡っていく。
生き返る心地だ。


「だいじょうぶですかー?」

と更衣室の外から
看護師が声を掛けてくるので
あわてて煙草の火を消す。

忌み嫌われる煙草もこんな利用法もある、
と豪語したい気分だが、
確かに
同じ血圧低下で苦しんでいる透析患者に
勧められる応急処置ではないだろう。

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2010年2月15日 (月)

関学惜敗

第2試合で中京に当たるとは関学もついてない。

中京は強豪であるから、始めからあまり期待しないで見ていた。
案の定、初回から2点取られ、
見るに耐えない試合になるかと思ったら、
すぐに点を取り返し、勝ち越し点まで奪った。

こうなるとこちらもかじりついて声張り上げて観戦する。

中京のピッチャーの体の大きさに比べると、
関学のピッチャー山崎君は小さくて、
筋肉もまだ十分ではない中学生のような体つきをしているが、
彼は二束のわらじで、
キャッチャーもやれば、その次の回にはピッチャーに登板する。

一人二役をこなす小さな体に
応援側のこっちは熱いものがこみ上げてくる。

同点で迎えた9回。
その裏、山崎君の健闘空しく
きれいなホームランを打たれてサヨナラ負けとなったが、
高校球児らしいいい試合だった。


満塁の押し出しがあったり、エラーしたり、
ピッチャーをやってた奴が、またキャッチャーもやってみたり、
そんなこと
プロでは考えられないようなシーンが多々おこる。

それが初々しく、そのひたむきさが美しい。

そういえば、まだ広告費支払ってなかったっけ、
と請求書を恨めしく見る。

負けた後に払うなんてなんだかアホらしく思えてくる。

今度関学が出場するときは
缶ジュースや松坂牛なんかを
直接差し入れしてやるほうがずっといいなぁ。

(2009817日 記 )

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2010年2月12日 (金)

出版パーティ

夏の甲子園、
我が母校関西学院が初戦を突破し、
実に気分が良い中、
出版パーティを迎えた。

「団鬼六の喜寿と出版を祝う会」という名目で、
77歳のオジンのために、
各界の著名人、出版編集者、映像製作関係など
仕事仲間、古くからの友人、恩人が駆けつけてくれた。

出席者も当初の予定より、大幅に増え、
遠くから暑い中、私のわがままに付き合ってもらい、
本当にうれしく思う。
幸せな77歳だと心から皆に感謝している。


出版社の席を回ると、
「先生、次はうちの社から出版した本で(パーティを)やりましょう!」
なんていわれると、
これが最後と思ったパーティだが、
「うん、そうしよう!今度は銀座でやろか」
などと、性懲りもなくその気になってしまう。

こうなったら死ぬまでお祭り騒ぎを続けてやろう!


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2010年2月10日 (水)

原稿を書くときは
布団から起き上がってすぐ書き出せるように
座り机が横に置いてあり、
疲れたらそのまま眠る、
といういかにもだらしないスタイルで書いていた。

しかしこのところこのスタイルだと、
すぐに足や腰が痛くなり、
原稿が書けない。

ま、という理由を付けて
締め切りを遅らせていたわけだが、
今日、机と椅子が来た。

来てしまったから
書かない理由がなくなってしまった。

しゃあない、書くか…。

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2010年2月 8日 (月)

祝!関西学院

夏の甲子園が始まった。
今年は例年にも増して楽しみにしている。
わが母校関学が70年ぶりに出場するからだ。

どこで調べるのか新聞社から電話があって、
母校のために広告を出しませんか、と言ってきた。

作家が広告を出すなんて意味ないわい、
と思ったが、
調子にのって、
「ええけど…」
といったら、
すぐさま我が名の載った広告新聞と請求書が送られてきた。

あの金額でこんな小さな広告か、
と正直がっくりしたが、
こっちは馬券をかったつもりなんだ。

一回戦で負けてもらっては困る。
全国制覇だ。
がんばれ!関学ナイン!!


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200987日記


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2010年2月 5日 (金)

踊り子

12日のパーティにかこつけて
何度黒鳥の湖に足を運んでいるかわからない。

今日は夏祭りということで
通常のショーと一風変わって
和装のステージ衣装で繰り広げられるらしい。

「浴衣で着たお客様は綿菓子サービスで~す!
センセ、絶対着てよね。センセ来ないと始まらないんだからね!」

なんて踊り子たちがいうもんだから、
甲斐甲斐しくちゃんと和服でやってきた。


また、行くんですか?
と呆れ顔の女房にムッとしながら、
俺が行かないと踊り子たちが悲しむからな、
というと、一笑されて、
随分殊勝なことですこと、と言いながら着物を着付けてくれた。


~遊女は客に惚れたといい、客は来もせでまた来るという~


そんなやりとりが楽しいんだな。

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(200985日 記)

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2010年2月 3日 (水)

手相

私の手相は
右手だけますかけ線といって
感情線と知能線が一本になっている。

一般的には
この手相を持つ人は
強運の持ち主だということだ。  


その運勢は波乱万丈で、
大成功の後には大失敗、大失敗の後には大成功
を繰り返す相だという。

確かに思い起こせば、山あり谷ありの人生だった。


横浜の高台に大邸宅を作った時、
もう20年以上前になるが、
友人の紹介で霊媒師が来て
家のお払いをしてもらったのだが、
その際には、私の守護神は大黒様である、と言われた。

ただ、これが普通の大黒様ではなく、
満面の笑みをたたえて米俵の上に座って、
右手でむんずと小判をつかんでいるのはいいが、
それをわざわざ左手に持ち替えてばら撒いている、と言う。

なるほど、
それから5年して横浜の邸宅は競売にかけられた。


手相にしても、守護神様にしても、
安穏とした人生は望めないということか。

人生これもまた楽しい。
グーッと下がった後には
いずれはズーッと上がるだろう。

出来ることなら、その上がった時にコロッと死にたい。
いや、落目なままでも
腹上死できればそれが一番。


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2010年2月 1日 (月)

悪女

毎日新聞エコノミストに執筆。

「女」について書かれた書籍を紹介するというコラムである。

明治時代の毒婦について書いた。

花井お梅、

夜嵐のお絹、
高橋お伝など
今の若者は知らないだろうなぁ。

多くが劇化、映像化されている。


善女の美徳は男性に対する情の深さであり、
悪女の美徳は男性に対する情の強さといって良いのかも知れない。

情の深さと情の強さは同じように見えてまったく違うのである。
身の破滅とわかっていても
悪女の魅力に取り付かれてしまう、
はたまた、
そんな破滅的な恋愛に興味ある男性は
意外と多いのではないかと思うのだ。

喜寿を迎えた私も
過去を振り返った場合、
今でも鮮烈な印象として残っているのは
美女より、悪女との恋愛である。

懐かしや、あの頃…。

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(2009730日記)

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